プロボクシングIBF世界フライ級王者の矢吹正道(34=緑)が“強打者対決”を制して3階級制覇に弾みをつける。11月26日に東京・EBARAウエーブおおた(大田区総合体育館)で同級1位ミエル・ファハルド(26=フィリピン)と3度目の防衛戦に臨むことが29日、横浜市内で発表された。
挑戦者は14勝中12KO(3敗2分け)の速攻型の強打者で、4月の挑戦者決定戦も敵地アルゼンチンで初回TKO勝利を収めている。20勝中18KO(4敗)とこちらも強打自慢の矢吹は「むちゃくちゃかみあうと思う。(相手は)すごくパワーがあってフックが強い危険な選手。けっこう前半で倒しているので、前半集中して、しっかり勝つ」と打撃戦を歓迎した。
拠点は名古屋。東京のリング登場は試合は17年5月以来7年半ぶり。「緊張しますね。自宅の浴室暖房で(体重を)スムーズに落としていたが、今回は東京で会見や前日計量がある。いつもと違う落とし方しなければならない。汗が出てこなかったりするので心配です」と語った。
前座の8回戦には世界再挑戦を目指す弟の力石政法が出場する。「試合後に自分のセコンドに入ってサポートしてくれると思う。しっかり勝ってほしい。いい勝ち方をしてくれないと。どんよりして空気で来られても……」。
減量苦から前回の試合から1階級上のスーパーバンタム級王座挑戦を希望している。次は統一戦か3階級制覇を狙う。「なかなかチャンスがこないので、防衛しながら待つしかない。(スーパーバンタム級では)誰でもいいのでやりたい。この先、ずっとチャンピオンでいたい」。強敵相手の3度目の防衛戦を“ビッグマッチ”への弾みにするつもりだ。
同興行ではWBA世界ミニマム級王者の石井武志(26=大橋)の初防衛戦も予定されている。

