愛知県体育館の浴室に、シャワーが設置された。本場所が開催される4会場のうち、シャワーがなかったのは名古屋だけ。先月28日の力士会で大関豪栄道が提案したのがきっかけとなった。会場の担当者も「蛇口を付け替えるだけで簡単だし、そういうことなら」と場所前に工事が完了した。
シャワー設置前は、蛇口を上から押して一定時間水が出るタイプの物しかなかった。取組を終えた力士たちは次々と風呂に入るが、時間がかかってしまい混雑の原因に。幕下がピークで、付け人の力士は足を洗うだけということも少なくなかった。また、幕内の取組後は帰宅ラッシュの時間帯。県外に宿舎を構える部屋もあり、少しの遅れが命取りとなる。追手風部屋の関取衆は三重・鈴鹿市の宿舎から2時間近くかけて通うこともあり、大栄翔は「長く座っているときつい。早く帰れるし、助かります」と違いを実感していた。
効果は抜群で、さっそく風呂場の混雑は緩和された。「大変ありがたい。あるのとないのとでは全然違う」と感謝した豪栄道は、手痛い2敗目。2横綱も敗れた。1度水に洗い流して、大混戦の優勝争い、となるか。【桑原亮】


