第8試合の後、ONEフライ級キックボクシング暫定世界王者として引退した武尊氏(35)の引退およびONE殿堂入り(ホール・オブ・フェイム)セレモニーが行われた。

「ONE SAMURAI 1」で宿敵ロッタン・ジットムアンノンにリベンジする劇的な勝利を挙げ、格闘技界とONEの歴史に深く名を刻んだ武尊氏。この日は引退試合で着用したコスチューム姿で花道に現れ、この日、同じ舞台で戦う仲間たちと同じ気持ちで上がれるようにと、現役最後に戦ったONEフライ級リミットの61.2キロまで実際に体重を落とし、ケージに足を踏み入れた。

そんな武尊氏に対し、キックボクシング界のレジェンド魔裟斗氏から記念の花束が贈呈された。マイクを握った魔裟斗氏は「武尊がK-1デビューしてから、ずっと武尊の試合はリングサイドで見てきました。その試合から僕はいつも興奮と感動と勇気をもらってきました。きっとそれは僕だけじゃなく、テレビを、配信を見てる皆さん、会場にいる皆さんも同じ気持ちだったんじゃないかなと思っています。武尊、今まで本当にありがとう。お疲れ様でした!」と後輩へ温かい言葉を贈った。

続いてONEのチャトリ・シットヨートンCEOから記念のトロフィーが贈呈された。チャトリCEOは日本語を交えて武尊氏の生き様と功績をたたえ「本当のグローバル・スーパースター・ヒーローです! Thank you for everything, Takeru! You are a legend forever! Thank you!(すべてに感謝します、武尊! 君は永遠のレジェンドだ!)」と感謝した。

チャトリCEOから重厚な殿堂入りトロフィーを手渡された武尊氏は温かい拍手に包まれながらマイクの前に立つと「ほんとONEチャンピオンシップっていう舞台には、本当に苦しい思い、辛い思い、たくさんさせてもらって。でも、そのおかげで僕の格闘家人生はすごい、良い色に染まったなっていうふうに思うんで」などと笑顔で回想し「これからも最高のファイターたちをみんなで応援してあげて、最高の格闘技界を作っていってほしいなと思います。僕もできることを、裏方でも何でもやっていこうと思うんで、一緒にこれからも格闘技界盛り上げてください。よろしくお願いします!」とファンへ呼びかけた。

武尊氏は「じゃあ最後に、今日集まってくれたみんなで『格闘技最高!』言ってもらっていいですか? いきます! せーの、格闘技最高ー!」と叫んでセレモニーを締めくくった。