第8試合のKNOCK OUT-RED女子ライトフライ級(-49キロ)3分3回で、元KNOCK OUT-BLACK女子ミニマム級&アトム級王者のぱんちゃん璃奈(32=フリー)とウォン・フーカ(32=香港)が対戦。2回2分37秒、ぱんちゃんがKO勝利を収め、ヒジありのREDルール転向後、うれしい初白星を手にした。

ぱんちゃんはREDルール初戦となった昨年12月のサネーガーム戦、そして今年8月にタイのRWSで臨んだノンギフ戦と、タイの強豪を相手に首相撲やヒザ蹴りで主導権を握られ2連敗。一時は格闘技から離れることも考えたというが、周囲の支えを受けて再起を決意した。

この試合に向けては、広島のジムTRASHへの出稽古や、日本女子ムエタイ界のトップを走る藤原乃愛らとの練習を通じ、課題だった首相撲を徹底的に強化してリングに上がっていた。

試合は序盤からぱんちゃんが的確なパンチを当ててペースをつかむと、接近戦でも練習の成果である首相撲でフーカをコントロールして主導権を握った。迎えた2回終盤、ぱんちゃんが首相撲からの崩しでフーカをマットにたたきつけるように倒すと、倒れ方の悪かったフーカはダメージからそのまま立ち上がることができず、2回2分37秒、レフェリーが試合をストップ。ぱんちゃんのKO勝ちとなった。

勝利を決めたぱんちゃんだったが、試合後のマイクでは開口一番、「顔面ヒザとかヒジとかそういうのでKOしないと、年末のタイ人挑戦につながらないなと思ったので、消化不良なんですけど…」と悔しさをにじませた。

それでも、客席から温かい声援が飛ぶと、苦しかった時期を支えてくれた人々への感謝を口にした。「今年、格闘技をもう離れようかと思って練習してなかったんですけど、KNOCK OUTの関係者の皆さんや、スポンサーの方、あとファンの方、本当に選手、トレーナー含め、みんなのおかげでもう1回リングに立つことができたので、そこに関しては戻ってこれて本当に良かったなと思ってます」

最後は力強く前を向き、「めっちゃまだ弱いんですけど、ムエタイをちょっとまだ諦めたくないので、年末でもう1回タイ人にリベンジしたいので、年末代々木、よろしくお願いします! 応援に来てくれた皆さん、ありがとうございます。みんな愛してます!」と、少し照れながら叫び、12・30代々木第二体育館大会でのタイ人戦を熱望した。