来日中のWBOのフランシスコ・バルカルセル会長(67)が8日、都内の日本ボクシングコミッションで取材に応じ、WBO世界スーパーフライ級王者井上尚弥(22=大橋)の次戦の相手は、同級1位パレナス(フィリピン)か2位カルモナ(メキシコ)を、大橋陣営が選択する指名試合とすると明らかにした。
昨年末の試合で井上が右拳を負傷したことで、試合間隔が空くことを考慮し、今月4日に両者による暫定王座決定戦が行われた。だが、ジャッジが三者三様のドロー決着となり、井上への指名挑戦者が決まらなかった。この判断を受け、大橋秀行会長は「これから考えるが、検討した上で強い方を選びたい」と話した。
また、5月1日のWBO世界ライト級王座決定戦(米ラスベガス)で敗れた元世界2階級王者粟生隆寛(帝拳)についても言及。対戦相手のベルトラン(メキシコ)が前日計量で体重超過したうえ、試合後に筋肉増強剤の陽性反応を示していた。同会長は「個人的な意見」としながらも「体重オーバーやドーピングは許されるものではない。彼にはタイトル戦のチャンスを考えている」との意向を示した。【奥山将志】

