プロボクシングの3団体統一ミドル級王者ゲンナディ・ゴロフキン(33=カザフスタン)が23日(日本時間24日)、米ロサンゼルスでIBF同級3位ドミニク・ウェイド(26=米国)に2回2分37秒、KO勝ちし、保持するWBAスーパー、IBF、WBC暫定王座の防衛に成功した。

 世界戦での連続KO防衛記録を16に伸ばし、70年代後半から80年代前半にWBC世界スーパーバンタム級王座を保持したウィルフレド・ゴメスの最多記録「17」に王手をかけた。戦績は35戦全勝(32KO)となった。今後はWBC正規王者サウル・アルバレス(メキシコ)とのビッグマッチが待望されている。

 また、同興行のセミではWBC世界フライ級王者ローマン・ゴンサレス(28=ニカラグア)が同級10位マクウィリアムス・アローヨ(プエルトリコ)と対戦。序盤から手数と有効打で圧倒し、3-0の大差判定勝ちで4度目の防衛に成功した。パウンド・フォー・パウンド(全階級通じての最強王者)の呼び声高いゴンサレスは、戦績を45戦全勝(38KO)とした。