バンタム級トーナメント2回戦で、優勝候補の堀口恭司(27)が豪快なTKO勝ちで準決勝に進出した。準決勝では、前UFCのマッコールを倒したマネル・ケイプ(24=アンゴラ)と対戦する。
堀口がオリベイラの動きをスピードで止めた。懐に飛び込んでは、パンチの連打を浴びせ、徐々に追い込む。最後は、左フックで吹き飛ばすように倒した。「オレのためのトーナメント」と公言する男が、実力差をあらためて見せつけた。
オリベイラはブラジルで地域団体のフェザー級王者で、今回は階級を1つ下げての対戦。身長でも堀口の165センチを8センチ上回り、目下10戦無敗の強敵だった。しかし、体格差も感じさせない動きで圧倒した。
普段は米国のアメリカン・トップチームのジムの合宿所で生活する。今回は、特にボクシングのトレーナーを帯同し、ヒット&アウェーの打撃に力を入れてきた。その成果をすぐに試合に結びつけた。2回戦4試合のうち、4強に日本人3人が進出。「自分だけ負けるわけにはいかなかった」という言葉に日本人最強のプライドがのぞいた。

