IWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ(30)が大記録に並んだ。

 ニュージャパンカップを制した挑戦者ザック・セイバーJr.(30=英国)を34分58秒、レインメーカーからのエビ固めで下し、11度目の防衛に成功。棚橋弘至が保持していた最多記録に並んだ。

 「きつかった」。7822個の関節技を持つと自負する男につかまり、何度もギブアップ危機が訪れた。絡み付くように次々にポジションを変えて、全身を痛めつけられた。

 必殺技レインメーカーを放つ右腕を集中的に攻められ、ドロップキックすら関節技で返された。長い防衛ロードでも未経験のタイプに苦しんだが、そこは絶対王者。最後は手負いの右腕でこん身のレインメーカーで撃沈。

 「もちろん、投げられるのもきついし、大きな男と戦うのもきつい。でもこうやって、関節技に苦しめられるのもきつい。いろんな相手とこのベルトをかけて戦ってきて、また本当に強くさせてもらって、ありがとうと思いますね。きつかった、強かった」と振り返った。

 試合後のリングには、記録に並んだ棚橋が登場した。V11達成者同士の頂上決戦で新記録をかけるが、恒例の「3つ言わせて下さい」の2つ目でこう切り捨てた。「棚橋さん、あなた何やってたんですか。ケガして復帰して、ケガして復帰して。つまんねーな。棚橋さんじゃなくて、お前は棚橋だ」と上から目線で呼び捨てにした。そしていつもは「特にありません」の3つ目で、「特にあるぞ」とニヤリとして続けた。「次、棚橋を軽く倒してV12、13、14…、100までいくぞ。まだ気が早いと思っていたらあっという間に100いくぞ」と大胆に豪語した。