7月12日のRISE無観客試合で那須川天心(21)に挑むシュートボクシング日本フェザー級1位笠原友希(19)が7日、オンライン会議システムZoomを通じて練習を公開した。シャドーとミット打ちを1回ずつ行い、長い手足から繰り出す力強い打撃を披露。「どんどん動きが良くなっている」と仕上がりに自信をみせた。

シュートボクシング界次世代のエースといわれる19歳。6月10日に那須川の対戦相手の公募が始まり、「すぐ自分がいこうという気持ちになりました」。若さが那須川の目に留まり、100通超の応募の中から選ばれた。憧れの那須川との対戦が決まった直後は「緊張して寝られなかった」が、今は勝利のイメージを膨らませ、日々天心対策に励む。具体的な策は隠したが、「1つのパターンになるとやられるので、いろんな技を出して当てていきたい」「リーチ、身長をいかして戦う」などヒントは明かした。

所属のシーザージムには、総合格闘技でも活躍する先輩RENAがいる。RENAからは「試合を楽しんで」とエールをもらった。プロ34戦無敗で、実績、知名度、経験で上回る那須川に「必死に食らいついていく」。注目の無観客試合で大金星を狙う。