米総合格闘技UFCの元2階級同時制覇王者で前ヘビー級王者のダニエル・コーミエ(41=米国)が米プロレス団体WWEに参戦?

総合格闘技界からの引退を示唆したコーミエが解説者としてWWEと交渉していると16日、米メディアのスポーツ・イラストレイテッド(電子版)が報じた。

同メディアのインタビューで、過去数十年にわたってWWEファンであると言い「初期段階だが、向こう(WWE)の人々と話した。私をWWEの解説席に座らせてくれ、と。WWEは、私がこれまでずっと見守り続け、愛してきた団体」と話している。

さらにコーミエは「まず6カ月間、試合を解説してWWEがどれだけ優秀なのかを話そう。それから、6カ月後、(実況の)マイケル・コールの隣に座り、ローマン(・レインズ)がやってきてマイクを私から奪ったらどうなるのか?」などと声をはずませながらプロレス参戦についても前向きな姿勢したという。

すぐにリングに立つのではなく、WWEファンに自らのプロレス愛を伝え、UFCのオクタゴンでも漂わせたカリスマ性を理解してもらうつもりのようだ。

レスリング世界選手権で銅メダルを獲得したコーミエは13年からUFCに参戦。15年5月にUFCライトヘビー級王座を獲得。18年にはライトヘビー級王座を保持したまま、ヘビー級王者スティペ・ミオシッチに挑戦して1回KO勝ちを収め、コナー・マクレガーに続き史上2人目にUFC2階級同時制覇王者になった。

今年8月、1年前に敗れた王者ミオシッチに挑戦したものの、判定負け。試合後に総合格闘技からの引退を示唆していた。