ボクシングIBF世界スーパーバンタム級暫定王者岩佐亮佑(31=セレス)が、アウェーでの統一2冠戦に挑む。4月3日にウズベキスタン・タシケントで、IBF&WBAスーパー世界同級2冠王者ムロジョン・アフマダリエフ(26=ウズベキスタン)と対戦する。16日に千葉・柏市内のジムでのオンライン会見で発表した。
岩佐は19年に米ニューヨークで王座奪回以来、1年4カ月ぶりの試合となる。二転三転しての決定も、統一だけでなく一気に2本のベルトが掛かる。「よく耐えた。人生で一番大きな試合。このフラストレーションを爆発させたい」と力を込めた。
アフマダエリエフは16年リオ五輪銅メダルで、300勝15敗という元アマエリート。米国でプロ経験を積み、今回がプロ初の凱旋(がいせん)試合。国を挙げてのプロモートで、同地で日本人初の世界戦は完全アウェーとなる。
岩佐は海外で過去3戦し、15年には英国でも世界挑戦した。「1回経験して不安はない」と言い切る。左を苦手にしていたが、暫定王座決定戦で11回TKO勝ち。「前回結果を出した。鬼門は突破した」と自信をみせた。
昨年1月にアフマダリエフがプロ8戦目で王座奪取した試合は現地観戦した。「アマ出身で技術があり、自由奔放で勢いがある」と分析。史上初めて4団体を統一したバーナード・ホプキンスから、会場で「おまえなら勝てる」と声をかけられ、自信は深まった。
2冠獲得後の標的もぶち上げた。WBC王者ルイス・ネリ(26=メキシコ)。唯一黒星を喫した日本人の山中慎介に連勝も、薬物疑惑に体重超過の問題児。「いけ好かない。山中さんの意思を引き継いでのあだ討ち。ぶっ飛ばしたい」と息巻いた。
それにはアウェーで2冠奪取が絶対となる。昨年の自粛期間中には約10万円でバーベルなどの器具を購入し、ファンダメンタルの強化を図ってきた。2月からアマ上がりの左相手に、スパーリングは60回こなしてきた。小林会長は「相手に勢いをつけさず、前半は腹に打ち込みたい。5回まで五分ならいける」と読んでいる。

