GHCタッグ王者の鈴木秀樹(42)が、次期同級挑戦者の中嶋勝彦(34)と痛み分けた。

両国大会(30日)で行われる選手権試合の前哨戦となった、第5試合のシングルマッチで対戦。20年2月の後楽園大会で引き分けて以来の両者の戦いは、1歩も譲らないつばぜり合いになった。

鈴木が得意のグラウンドの攻防に誘い込んだが、中嶋に抜け出されてからは鋭い打撃に苦しむ展開に。中盤、技の掛け合いは、意地の張り合いに発展した。お互いに「来い来い」と挑発し合い、リング中央であぐらをかきながらエルボーの応酬。それでも、最後まで決定打が出ず、またも30分時間切れ引き分けに終わった。

試合後、鈴木はエプロンサイドの中嶋と、セコンドについた中嶋のタッグパートーナー、拳王にベルトを見せつけると、一触即発の雰囲気に。それでも、バックステージに引き揚げた鈴木は、開口一番「強いなと感じた」と、率直に相手のファイトをたたえた。

1年3カ月ぶりのノアマットとなった先月13日の横浜大会で、杉浦とともにGHCタッグ王座を戴冠。だが「タッグマッチが非常にへたくそなので…」と謙遜。「両国のタイトルマッチまでに完成させなければいけない。決められるようにしたいと思う」と、さらなる進化を誓った。