プロボクシングWBOアジア・パシフィック・スーパーバンタム級王者中嶋一輝(30=大橋)が日本人キラーのKO撃破を予告した。29日、東京・後楽園ホールで同級5位となる元IBF世界同級王者T・Jドヘニー(36=オーストラリア)との初防衛戦を控える。28日には東京・文京区の日本ボクシングコミッションで前日計量に臨み、リミット(55・3キロ)よりも100グラム少ない55・2キロでクリア。ドヘニーは全裸で計量し、リミットでパスした。 今年2月、ケニー・デメリショ(フィリピン)との同級王座決定戦を8回TKOで制して以来、約4カ月ぶりのリング。相手は元世界王者で、18年8月に元IBF世界同級王者岩佐亮佑を下し、19年1月には米ニューヨークで高橋竜平を撃破している。KO負けのないタフなファイターとなるが、中嶋は涼しい顔。「日本人に負けていない。KO負けしていない元世界王者を倒したい。価値はあると思います」。
気温30度前後の暑い時期の計量は追い風で「夏なので体重は落ちやすかった。どちらにしても最後はきつい。夏はメッチャ好きで、調子がいい気がします」とやる気満々。試合展開を問われると「なるべく早く、気持ちは1回で倒したい。でも倒し急がず、流れで戦ってKOできれば。失神させたいですね」と不敵な笑みを浮かべた。
一方の元世界王者ドヘニーは中嶋が世界ランキングを持っていることを挙げ、失った世界ランク復帰への1戦ととらえて挑戦を決めたという。日本人選手との対戦には自信を持っており「岩佐、高橋、次が中嶋になる。日本人3人を倒すことになる。12回戦う準備はできている。100%だ。タイトルが懸かっているし、世界ランカーに戻りたい」と余裕の表情だった。

