プロボクシング前4団体統一バンタム級王者でWBC、WBO世界スーパーバンタム級1位井上尚弥(30=大橋)が25日、東京・有明アリーナでWBC、WBO世界同級王者スティーブン・フルトン(28=米国)への挑戦を控え、15日に横浜市の所属ジムで練習を公開。18年5月のWBA世界バンタム級王者ジェイミー・マクドネル(英国)に挑戦して以来、約5年2カ月ぶりのチャレンジャーとしてリングに立つ心境を口にした。
試合に向けて製作したTシャツ、グローブ、シューズ、トランクスなど挑戦者の青カラーで統一したと明かした井上は「スーパーバンタム級に上げて第1戦。フルトンに挑戦するので、過去一(番)気合がはいっていますし、それだけ慎重に(調整を)進めてきたと思う」とチャレンジャー魂を燃やした。
挑戦者として2本同時に世界ベルトを狙うのは国内初。そして世界4階級制覇を狙う1戦となる。挑戦への思いは強くなる。井上は「これまで世界王座は3回挑戦している。その時のような気持ち、それ以上の気持ちなのかなと思う」と静かに燃えた。
スーパーバンタム級で最強と言われる統一王者フルトンとの対決。日本だけでなく、米国を中心に世界からも注目されているビッグマッチだ。フルトン戦の意味を問われ、井上は「キャリア最大のファイト? 今、現時点ではそうなる。この先、どんな戦いが待っているかは分からない。ただ現時点ではそう」と高い意識を持って最終調整してきたことを口にしていた。

