ボクシングの元WBC世界ライトフライ級王者矢吹(本名・佐藤)正道(31=緑)の長女、夢月(ゆづき)さん(中日本地区、13=緑)が連覇を果たした。
未来の世界王者への登竜門、ジュニアチャンピオンズリーグ全国大会が3日、後楽園ホールで行われ、夢月さんはU-15女子40キロ級で決勝を3回TKO勝ちして優勝した。昨年度のU-12女子35キロ級に続き、2年連続での頂点。夢月さんは「次(24年パリ)の次(28年ロサンゼルス)のオリンピックを目指したい」と金メダルへの意欲を高めた。
夢月さんは小学1年から空手を始め、3年時にボクシングに“転向”した。「最初は走るとかつらくて練習がイヤだった」が、「考えながらやって、うまくいくことがだんだん楽しくなった」という。右構えのオーソドックススタイルで、父譲りの左ボディーとカウンターが武器だ。
父の矢吹は「勝ってくれてホッとしました。五輪のメダリストに向けて、できることはサポートしていきたい」と話す。自身は5月に練習中に左アキレス腱(けん)断裂の重傷を負い、年明けの再起戦を目標に練習を積み重ねている。その中で、長女のはつらつとした活躍は、何よりの刺激になっている。
◆ボクシング・ジュニアチャンピオンズリーグ全国大会 日本プロボクシング協会(JPBA)、日本ボクシングコミッション(JBC)主催で将来プロを目指す若年層を対象にしたボクシング大会。18年に第1回が行われ、今回は新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの開催。男女各U-18、U-15、U-12、U-9の年齢別に体重制限で階級を分けた各カテゴリーで実施。東日本、中日本、西日本、西部日本の各地区代表が争う。前身の全国U-15ジュニアボクシング大会からは井上尚弥、拓真兄弟、田中恒成、中谷潤人の世界王者を輩出している。

