1952年(昭27)5月19日に世界フライ級王座を奪取した、日本人初のプロボクシング世界王者・白井義男氏(享年80)の生誕100年記念イベント(日本ボクシングコミッション主催、荒川区後援)が、生誕日の11月23日に出身地の東京・荒川区の荒川総合スポーツセンターで開催された。
現役時代のトランクスやガウン、シューズなどゆかりの品々に加え、試合や練習風景を撮影した写真、プライベートを撮影したカラー写真などが展示された、また、テレビのない時代に16ミリフィルムで撮影された貴重な試合映像も流され、午前9時の開始前から地元の人やボクシングファンが詰めかけた。
地元荒川区でSRSジムを主宰する元東洋太平洋、日本ライト級王者で世界王座に4度挑戦した坂本博之氏(52)や、元日本スーパーフェザー級王者の矢代義光氏(43)らも来場。坂本氏は「生前にお会いした白井さんは温厚な方でした。精神論の主流の時代に、科学的ボクシングを貫いた。あの時代があったから、今の私たちがある」と感慨深げだった。

