元UFC2階級同時制覇王者コナー・マクレガー(37=アイルランド)が約5年ぶりの復帰戦で負傷TKO負けとなった。元UFCフェザー級王者マックス・ホロウェイ(34=米国)と13年8月以来、約13年ぶりに再戦に臨んだ。
しかし1回1分9秒、自身の右足負傷でレフェリーに止められた。開始と同時にジャンプしながらの左ハイキックを放ったが、その着地で右膝をひねって負傷した様子。動けなくなったところで試合終了がレフェリーから宣告された。UFCをけん引してきたレジェンド対決だったが、あっけない幕切れとなってしまった。
試合後、マクレガーは手で顔を覆い、無言でオクタゴンをあとにした。酷く落胆しているようだった。その後、Xを更新し「俺の(シリンダー)ヘッド・ガスケットが壊れた。完全にダメになった」と報告。入場直前にシューズを脱ぐ際に不自然な動きをしていたところから「試合前から負傷していたのではないか?」とSNSなどで指摘されていたが、マクレガーはきっぱりと否定。「試合に臨むにあたって、自分は一切、ケガをしていなかった。これはまったく予期せぬ出来事だった。これは暗闇の極み。地獄として言いようがない」とつづった。
「ザ・ノトーリアス(悪名高い男)」の愛称を持つマクレガーは、21年7月のUFC264大会でダスティン・ポワリエ(米国)との3度目対決に負けて以来のオクタゴン(金網)だった。ポワリエ戦の1回終盤、左足の腓骨(ひこつ)と脛骨(けいこつ)を骨折。担架で運ばれていた。
試合後には「試合前から左足に疲労骨折があることは分かっていた」と発言。選手生命を脅かすほどの大けがに加え、2年前には練習中に左足小指も骨折している。
それでも4人の子供に勇姿をみせるために復帰を決断。真夏のUFCビッグマッチとしてファンからも注目されていた。
マクレガーは16年4月以降、引退を3度表明。UFC196大会のネイト・ディアス戦後、18年10月のハビブ・ヌルマゴメドフ戦後、そして20年1月にも現役引退と発言してきた。これでUFC3連敗。今後のキャリアにも暗雲が漂ってきた。

