プロボクシングWBAスーパー、IBF世界スーパーバンタム級王者マーロン・タパレス(31=フィリピン)が20日、横浜市内のジムで練習を公開した。26日に東京・有明アリーナで、WBC、WBO世界同級王者井上尚弥(30=大橋)との4団体王座統一戦を控えるタパレスはシャドーボクシング、ロープ跳び、サンドバッグなどを披露し、良いコンディションをキープしている様子。井上陣営からは大橋秀行会長、井上の父真吾トレーナーらが視察し、タパレスの動きをチェックした。

サウスポーのタパレスがサンドバッグを打つ姿などを確認した真吾氏は「スタイル的には基本に忠実。プラスアルファはあると思うが、基本がしっかりしているベースかなと思う」と正統派スタイルであると分析した。直近試合となる4月のムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)に挑戦した時のタパレスのスタイルを確認し「イメージが違って驚いた。技術もあるし。相手が尚弥なので、しっかり仕上げてくると思う。今日の練習内容では分からないが、踏み込みやオーバーハンドは強いと思うが、今回も尚弥が劣っているところはないと思う」と手応えも口にした。

試合展開のカギになるのは両者のジャブの打ち合いになると分析。真吾氏は「ジャブが入ればペースを取れると思う。そしてスイッチの入った尚弥にパンチを当てるのは難しいと思う」とキッパリ。試合まで1週間を切り、井上も順調に最終調整が進んでいることを示唆した。【藤中栄二】