メインイベントで、NEVER無差別級王座戦が行われ、王者タマ・トンガ(41)と挑戦者でハウス・オブ・トーチャー(HOT)のEVIL(36)が対戦した。

EVILは5日の墨田区総合体育館大会でタマの頭髪をハサミで無理やり切り落とし、さらにチャンピオンベルトを強奪するなどやりたい放題。その後、新日本プロレス公式サイトの担当者を脅迫し、タマのプロフィルをサイトから消去させ、自分がNEVER無差別級王者だと書き換えさせていた。

この日の試合も序盤から荒れた。タマがリングインするなりEVILにラリアットをさく裂させ、さらに5日のお返しとばかりにハサミでEVILの頭髪を切ろうとした。するとHOTの他のメンバーが乱入。これに対し、ヒクレオやエル・ファンタズモ、エル・デスペラード、海野翔太らHOTと因縁のある選手がリングに上がり、大乱闘となった。そのためいったん試合は無効試合となった。だがタマの要求により、あらためて王座戦はランバージャックデスマッチ(リングの四方を対戦者以外の選手数人が取り囲み、選手がリングから落ちた際、すぐさまリング内に押し戻す形式)で行われた。

再試合でもHOTはリング外に落ちたタマを暴行するなど無法行為を繰り出した。それでも大乱戦の中、タマも奮闘し、EVILにDSD(ダブルアーム・パイルドライバー)を見舞う。カウント3かと思われたがディック東郷の邪魔が入り、フォールを奪うことはできなかった。

すると成田蓮がプッシュアップバーでリング外からタマを殴りつけ、すかさずEVILが必殺技EVIL(相手ののど付近に右腕をかけ、後頭部を一気にたたきつける荒技)をさく裂させた。これで3カウント。EVILがなりふり構わずNEVER王座を強奪した。

試合後、タマは応援してくれたファン、そして新日本プロレスへの感謝を告げ、リングをあとにした。

EVILはバックステージで「ざまあみろ、このやろー。てめえみてえな弱えヤツはクビだっつったら、クビなんだよ。とっとと消えうせろ」と、今月限りで新日本プロレスを退団するタマをこきおろした。