ボクシングのWBA世界フライ級1位のユーリ阿久井政悟(28=倉敷守安)が、世界初挑戦らしい初々しさを見せた。
前日計量が22日、大阪市内で行われ、ユーリ阿久井はリミット50・8キロ、王者アルテム・ダラキアン(36=ウクライナ)は50・4キロでクリアした。計量後の写真撮影、恒例のフェースオフ(にらみ合い)でハプニング。ユーリ阿久井が初めての“儀式”に緊張したか、王者と頭を「ごっつんこ」してしまった。
その後の囲み取材で「(頭がぶつかり)申し訳ないです」と苦笑い。減量については「うまくいった。厳しくもなかった」と万全の調整をアピールした。
昨年11月に東京都内で組まれた一戦が、諸事情で延期となった。その時間をプラスにとらえる。相手の研究にも時間を費やすことができた。「ズルズル引くとやられてしまう。自分の間合いに引き込みたい」と具体的な戦略も明かした。
勝てば岡山のジムから初、県出身でも元WBC世界バンタム級王者辰吉丈一郎以来の世界王者となる。東京、大阪のジムを拠点にすることも「考えたことはあります」と明かす一方で「都会でやっていればもっと早く(世界戦が)できたかもしれないが、岡山にいてここまでこられた。必ず明日は(ベルトを)とりたい」。多くの期待を背負い、大注目のリングに立つ。

