今月いっぱいで新日本プロレスを退団するオカダ・カズチカ(36)が号泣した。後楽園ホールで、新日本所属として最後の試合となるNEVER無差別級6人タッグ王座戦に登場。8度目の防衛を成功させた後、マイクを握ると「もう泣きたくないっすよ。散々泣いたから」と笑顔で言った次の瞬間、「17年間…」の言葉がまったく聞き取れないほど号泣した。
少し落ち着いた後、同王座の返上を宣言。そして2月11日大阪大会での“社長”棚橋弘至戦などを念頭に「今日で所属としてはおしまいですけど、まだ大阪、札幌3試合ありますので、外敵としてしっかり戦いたいと思います」と力を込めた。
この日の試合では棚橋、石井智宏とともに、TMDK(マイキー・ニコルス、シェイン・ヘイスト、藤田晃生)と対戦。ここのところオカダに対して敵意をむき出しにして挑んできていた藤田がこの日もオカダに果敢にチョップ、ドロップキックを浴びせてきた。フラフラになったオカダの頭を藤田が何度も足蹴(あしげ)にするシーンもあった。必殺のレインメーカーをかわされ、ジャーマンスープレックスで3カウントを奪われそうにもなった。
だがオカダは藤田にお返しとばかりにドロップキックをお見舞いし、ボディスラムでたたきつけた。最後は22分15秒、コーナー最上段から藤田にダイビングエルボーを投下し、続けて立たせた藤田をレインメーカー(相手の手を引いて放つ短距離式ラリアット)でなぎ倒して3カウントを奪った。
オカダはバックステージでも少し涙ぐみながら「いろんな先輩に怒られたし、たくさん学ばせてもらって。本当にメキシコから帰ってきて、どうしようもないガリガリの、どうしようもないレスラーでしたけど、ここまで1人前にしてもらって、そしてしっかり送り出してもらえて本当に感謝しかないです」と感謝の言葉を口にした。
そして「でも僕もね、この新日本で学んだことを次の場所でもいかして戦っていきたいと思います。2月はフリーですから、外敵としてね、12年前に戦った棚橋弘至にしっかりと社長業に専念させてやりたいと思います」と2月の参戦へ向けて意気込みを語った。

