WBC世界バンタム級王者の中谷潤人(27=M・T)が、初の王座統一に成功した。IBF世界同級王者の西田凌佑(28=六島)に6回終了TKO勝ち。全勝の日本人王者対決を、3階級制覇王者が制した。自身10度目の世界戦で、国内タイ記録となるプロデビューから31連勝を達成。「バンタム級最強」を証明した。今後はスーパーバンタム級に転向予定。来春、4団体統一世界同級王者の井上尚弥(32=大橋)との大一番の実現を目指す。
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今年3月、ボクシング年間表彰式で井上尚弥から「1年後の東京ドームで」と対戦を呼びかけられ、中谷は約束の握手を交わした。その模様は海外でも報じられ、海外での知名度も一気に上がった。4月下旬から約1カ月間行った米ロサンゼルス合宿で拠点のニューLAジムの前に連日、サインや写真を求めるファンの出待ちがあったという。
中谷は「出待ちはほとんどずっと毎日だった。日本人の方も多くて。井上選手との戦いというところで、より注目されている。そういうところではありがたいなと思う」と歓迎。また今春のテレビ収録の際には、お笑いタレントの大御所・明石家さんまから「うわさの中谷やな」とも言われ、反響の大きさを実感している。中谷は「(井上について)聞かれることも多くて、井上選手を考えるタイミングも多くなりました」と1年後を意識しながら戦い続けている。【ボクシング担当=藤中栄二】

