プロボクシングWBA、WBC世界フライ級統一王者の寺地拳四朗(33=BMB)が、30日の防衛戦(横浜BUNTAI)でパウンド・フォー・パウンド(PFP)のランクアップを狙う。

WBA同級3位、WBC同級2位のリカルド・サンドバル(26=米国)とのWBA王座初、WBC王座2度目の防衛戦を控えた28日、横浜市内で会見に臨み「PFPのランキングを上げたい。そのために勝ち方も重要になる」と決意を口にした。

今年3月にユーリ阿久井政悟(倉敷守安)との王座統一戦で勝利し、国内2人目となる2階級での統一王者となった。全階級を通じたボクサーの最強ランキングのPFPでも9位に浮上。世界でも実力と実績が高く評価され、今後はさらに大きなスーパーファイトが期待されている。父親でもある寺地永会長も「いい形で試合を終えて、次のステップにしたい」と、あくまで今回の防衛戦は通過点という認識だった。

サンドバルは現在6連勝中で攻撃力に定評があるが、王者は5月中旬の米ロサンゼルス合宿でディフェンスを強化してきた。「距離感を大事にしたい。後半にKOできたらいいと思う」と寺地。この一戦が全米でも配信されることに「すごくうれしい。そこでいい試合をすればPFPも上がるので気合が入る」と表情が緩んだ。

防衛に成功すれば、さらなる王座統一戦や、3階級制覇挑戦などの道が開ける。「(今後は)どうなるか僕も分からない。スーパーフライ級に上げるのは目標でもある」。まずはサンドバルに実力の違いを見せつけて、新たなステージへ飛躍する。