日本を飛び越え、世界を飛び越え、宇宙へ-。タレントで東京女子プロレスで活躍する上原わかな(29)がさらなる飛躍を求め、新たなスタートを切る。1日までに日刊スポーツの取材に応じ、女優の山本舞香、タレントのゆきぽよらが在籍する芸能事務所「エイジアプロモーション」に所属することを発表。現在の主な活動はプロレス、バラエティー番組出演などだが、今後は映画、ドラマなど新境地を求めチャレンジしていくつもりだ。
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リング上で見せる厳しい表情とは違い、かわいらしい花柄のワンピースを身にまとい、柔らかな優しい笑顔を見せ、元気に「よろしくお願いします」と頭を下げた。今年3月末で前事務所を円満退社。フリーで活動を続けていたが、プロレスの練習、試合をこなしながら、自ら動画の編集もしている中で「もっと活動の場を広げたい」とサイバーファイト高木三四郎との縁もあり、現事務所への所属を決断した。
18歳から芸能活動を始め、11年が経過した。来年30歳を迎える。夢は大きく抱く。「世界で活躍するスーパースターになりたい」とぶちまけた。7月の米国遠征でNASA(米航空宇宙局)を見学。最先端の巨大な施設を目の当たりにし「いずれは自分もビッグになって宇宙でプロレスをやってみたい。おもしろそうですね」と言ってのけた。小さいころの夢は宇宙飛行士。女の子ではあまり発想のない職業。この頃からひそかに宇宙への野望を抱いていたのかもしれない。
アイドルからスタートし、グラビア、さらにはタレントとしての地位を築いたが、軸は3年前から始めたプロレス。ベルトはまだ手にしていないが「日本で5本の指に入る女子プロレスラーになって、世界でも有名な選手になる」と高みを目指す。「海外で日本の選手の試合を見た時に大きな会場で歓声がすごくて。本当にカリスマなんだなって」。東京女子プロレス所属の山下実優や伊藤麻希ら世界を転戦する選手に刺激を受け、ASUKAやイヨ・スカイなど海外で活躍するレスラーにあこがれを抱く。
プロレスとの出会いが上原の生きざまを変えた。同団体入団前は、アイドル活動が主でかわいいポーズや爽やかな笑顔を振りまいていたが「白目の写真だったり、いろんな表情がアップされているので気にしなくなった」。競輪選手かと思わせるような太ももなど、コンプレックスを逆に“長所”として捉え、今では水着姿の露出も抵抗がなくなった。
東京女子プロレスに所属して3年目を迎え、団体でも中堅の立場になってきた。まずはベルトを取ることが当面の目標だ。これまでタッグ王座に挑戦もかなわなかった。7月27日からはシングルトーナメント「プリンセスカップ」がスタート。1回戦では実力者・鈴芽との激戦を制し、8強に進出した。優勝すればプリンセス・オブ・プリンセスのベルトをかけた挑戦が見えてくる。「世界に視野を広げられたのはプロレスのおかげ」と語る上原がまずは日本を制し、世界一、宇宙一への足掛かりとする。【松熊洋介】
◆上原わかな(うえはら・わかな)1996年(平8)5月13日、神奈川県生まれ。14年、スカウトから芸能活動を始める。18年「99999」(クインテックス)メンバーとしてアイドルデビュー。その後、バラエティーやドラマで活躍し、ユーチューブちゃんねるも開設。22年11月に東京女子参戦を発表。得意技は高速ブレーンバスターなど。趣味はジグソーパズル、ゲームなど。特技はダンス、大食い、水泳。出演したいテレビ番組は相席食堂、サスケ。164センチ、AB型。

