プロボクシングWBA世界スーパーバンタム級暫定王者ムロジョン・アフマダリエフ(30=ウズベキスタン)が1日、横浜市内のジムで練習を公開した。
14日に名古屋のIGアリーナで4団体統一同級王者井上尚弥(32=大橋)と対戦する。井上陣営からは所属ジムの大橋秀行会長(60)、井上の父真吾トレーナー(54)が公開練習を視察し、シャドーボクシング、ミット打ちなどを細かくチェックした。
公開練習内容を確認した大橋会長は開口一番に「パンチが強く、スピードもあってテクニックもある。アフマダリエフ選手が言うように総合力があるよね。この総合力というのが1番やっかい。短所がないからね」と強く警戒した。
アフマダリエフはリオデジャネイロ・オリンピック(五輪)で銅メダルを獲得しているトップアマでもある。23年4月にマーロン・タパレス(33=フィリピン)に僅差判定負けするまではWBAスーパー、IBF王座を統一していた王者。アマとプロで世界の頂点に立っている。真吾トレーナーは「シャドー(ボクシングを)見ても基本がしっかりしていますよね。右フックも印象的だったし。パンチ打った時のパワーはしっかりあるし、すごくバランスも良い。アマチュアのベースは感じました。シャープというよりもパワーを感じました。上半身もがっちりしていた。イメージ通りのトップアマ」と印象を明かした。
公開練習ではアフマダリエフが自身の持ち味を「総合力」を表現していた。その言葉を受け、真吾トレーナーは「ボクシングIQが怖い。向こうもパーフェクトな円を描いた総合力があると思うが、尚弥もその円よりもひと回り大きい(総合力の)円があると思う」と秘めたる自信も口にしていた。

