プロボクシングWBO世界バンタム級1位クリスチャン・メディナ(25=メキシコ)が6日、都内のジムで練習を公開した。4日に名古屋・IGアリーナで、3度目防衛戦となる同級王者の武居由樹(29=大橋)に挑戦する。4日朝に来日し「体調はとても良い。すっかり日本に慣れているし、私のホームだ。5回目の来日なので私の中ではまったく問題ない」とリラックスした表情を浮かべた。
23年8月、西田凌佑(六島)とのIBF世界同級挑戦者決定戦で対戦し、判定負けした後から4連勝。世界初挑戦のチャンスをつかんだメディナは「西田戦は学びの1つ。エラーを修正し、よりよいボクシングをしてきた」と手応えを口にした。昨年はWBA、WBC世界同級1位那須川天心(27=帝拳)のスパーリング相手として3度来日。那須川と同じ帝拳ジム所属のWBOアジア・パシフィック・スーパーバンタム級王者・村田昴(28)、日本バンタム級王者・増田陸(27)らとのスパーリング経験もある。
同じサウスポーとなる武居攻略に自信をみせ「西田戦ではサウスポーの経験がなくやりにくいと話したが、天心選手と経験を積ませてもらった。この経験を持って克服できた。天心選手とは友達でスパーリングパートナー」と那須川との盟友関係で苦手意識を克服したと口にした。
5年前に心臓発作で急死した父エドゥアルドさんに世界ベルトを届ける意気込みを示した。メディナは「ベルトは私の幼い時からの夢。夢と同時に、亡くなった父との約束でもある。このチャンスを生かしたい。必ず勝ってパーフェクトに試合を終わらせたい」と力強く宣言。一緒に来日した母ラウアさんとともに力を合わせ、父との約束を果たすつもりだ。
12歳の時からコンビを組むラファエル・グスマン・トレーナーは「仕上がりは最高だ。進化したボクサーになった」と強調。陣営には栄養士やセラピストを加えてきたとし「いろいろな意味で専門家を入れてここまでやってきた。良い仕事、良い練習してきた。試合日に見てもらえることになる。それが良い仕事をしたという証明になる」と万全の調整に自信たっぷりだ。
来日後も村田と最終確認のスパーリングを積んだというメディナは「私はメンタルが強い。必ず世界王者になる。9月14日はメキシコにとって、とても重要な日。それはメキシコの独立記念日だから。メキシコ人らしく死をかけてでも戦う」と気合十分だった。

