大会後、岡田太郎社長が囲み取材に応じ、平日ビッグマッチの総括や今後の興行戦略、ワールド王座(赤いベルト)戦の展望を語った。以下、岡田社長の総括コメントと主な一問一答。
「観衆は1994人。2000人と発表したかったのですが足らず、もう少し当日券が伸びればという気持ちです。興行会社として観衆を埋めるのは大事ですが、この1カ月で後楽園ホールが5回(日曜1回、平日4回)と関東に集中する中、今日も平日にビッグマッチを行いました。言い訳にするつもりはありません。全大会に来る方には大変な思いをさせているかもしれませんが、今日も『平日しか行けないのでビッグマッチをしてくれてありがとうございます』と声をかけられました。自宅でPPVを観てくれた方もいると思います」
「音楽ライブなど世界の娯楽は平日にも開催されています。土日祝日の方が集客しやすいですが、次のステージに行くには平日の大会も満員にし、どんなお客様の条件にも合うようスターダムを選んでもらえるようにすることが大事です。集客だけでなく放送・配信で熱い戦いを届け、会社を大きくし活躍の機会を増やしたいと考えています」
「平日の大田区ビッグマッチは合格点です。試合も集客も素晴らしい。あとはPPVでどれだけ届くか告知を続けます。間もなくタッグリーグも始まるので、年内の両国大会まで駆け抜け、次の高みに行きたいと思います」
-プロ野球やBリーグのように平日開催で市民権を得る戦略を意識しているか
「プロ野球は平日も毎日球場を満員にし、Jリーグの水曜開催やBリーグも平日集客でリーチを広げています。プロレスもそうでなければダメだと。平日の新宿FACEや後楽園だけでなく、スクリーンや花火がある主要大会の体験を平日にも届けるのが使命です。アメリカの番組興行なども含め総合的に考えチャレンジしました」
-チャレンジの手応えは
「まず良かったです。この内容や日曜日ならもっと入ったという思いもありますが、土日に戻すのではなく粘り強く続けないと定着しないので、今後も後楽園を含め続けていきます」
-関東以外のエリアでの展開は
「地方の大都市圏には後楽園に準ずる会場がなかなかないのですが、2027年以降は名古屋や大阪でも定番の会場が戻ってくる予想があります。金曜開催などを軸に、興行でも配信でも幅広く観ていただけるよう重点的に攻めていきます」
-鈴季すず選手と舞華選手の赤いベルト戦の日程は
「すぐ帰って考えます。タッグリーグ中には組まないので早めに調整して発表しますが、3人の流れの中では年内、両国の前に必ずやります」
-先日の後楽園大会で集客が1000人を下回った点については
「目標の1000人を割ったのは今年2回目で、めちゃめちゃ悔しいですし、興行成績としてはマイナスで合格点ではありません。ただ、『平日をやらない』『土日だけにする』といった小手先のテクニックばかりでは発展はありません。新日本プロレスは平日の巡業でも1000~3000人を埋める日本一のプロレス会社ですし、今日も2選手(鷹木信悟、後藤洋央紀)に迫力ある試合をしていただきました。追いつけ追い越せで、平日も休日も日本各地どこでも満員にする自力をつけるため、こうした仕掛けをどんどんやっていきます」

