大相撲の東前頭筆頭朝乃山(32=高砂)が28日、福岡市の部屋宿舎で朝稽古を行い、朝紅龍、朝白龍、朝翠龍との申し合いで11番取って6勝だった。九州場所(11月8日初日、福岡国際センター)へ、立ち合いから一気に押し出す相撲も見せるなど、熱のこもった稽古を繰り広げた。

25日に秋巡業を終え、番付発表のあった26日は休養。27日から部屋で相撲を取り始めた。顔の左側は赤く腫れていたが、前日の稽古によるものといい、「問題ないです」と話した。

この日も四股、すり足、鉄砲などでじっくり体を動かしてから申し合いへ。朝翠龍にはたかれて落ちる場面もあったが、「前に出て負ける分には仕方ないと思っています」と攻める姿勢を貫いた。申し合い後はぶつかり稽古でも汗を流した。

稽古の内容には「自分の中で納得はいっていないですね。納得のいく相撲を取っていきたい。それで初日を迎えたいです」。調整を重ねる一方で、上位陣との対戦を心待ちにしている。「横綱、大関、三役と総当たりの番付に戻ってきましたし、僕自身も非常に楽しみです」と語った。

大の里とは実現すれば本場所初対戦。稽古で初めて胸を合わせた時、大の里はまだざんばら髪だった。「僕より一回り大きかったです。強い」。今は豊昇龍とともに、自分より年下の横綱が番付の頂点に立つが、「年下でも番付が全てなので。トップの人たちなので」と挑む姿勢は変わらない。横綱戦へ「今の自分らしい相撲を取っていきたい」と力を込めた。

年納めの場所を、納得の成績で終えたい。「今年最後の場所ですので、勝ち越し以上を目指して、年越しを過ごしたいなと思います」と、上位陣を相手に白星を重ねる意欲を示した。