春場所を左肩腱板(けんばん)損傷で全休した横綱鶴竜(29=井筒)が4月30日、都内の時津風部屋へ出稽古し、春場所前以来、約2カ月ぶりに土俵で相撲を取った。同部屋の幕下正代を寄り切った後、十両土佐豊と連続8番(7勝)。約10分間の「試運転」で、夏場所(10日初日、両国国技館)出場に向けて動きだした。
稽古後、開口一番に「やっぱり相撲(を取るの)はいいっすね」と話した。ブランクのせいか「まだ(動きが)ぎこちなく忘れている感覚もある」と左上手を引く際など慎重な動きを徹底。スローな取り口で感覚を確かめた。肩は「多少は(痛みも)あるし、かばうところもある」と現状を認識しつつ、リハビリ中もインナーマッスルを中心に鍛えてきたとあり「体の張りは問題ない」とも話した。徐々に稽古量を増やすが、出場の可否はギリギリまで待って慎重に見極める。


