小結栃ノ心(27=春日野)が5回目の敢闘賞を受賞した。勝って2桁10勝目を挙げれば、という条件付きだった豊ノ島(32=時津風)との一番を、寄り切りで制した。
条件付きで三賞受賞の知らせは、部屋で髪を結っている時にテレビで知ったという。「まさか自分が三賞(候補)とは思わなかったから、ドキドキだった」と取組前の心境を吐露した。「すごくうれしい。2勝5敗から8連勝できるなんて思わなかった」と栃ノ心。その2勝5敗で迎えた8日目に、母国ジョージアの高校時代から付き合い、6月に結婚したニノ夫人が初観戦。それから快進撃が始まった。
12日目の玉鷲戦で左肩を痛め、13、14日目と痛み止めの注射を打って臨んだ。「奥さんに何かプレゼントでも?」の問いに、にやけながら「今は考えてないよ」と話した。大けがで幕下転落から再起して、18場所ぶりの三役。苦労人が、実りの秋に歓喜した。


