負傷のため休場した井筒審判部副部長(54=元関脇逆鉾)の代行として、二所ノ関親方(59=元大関若嶋津)が務めることになり、正面審判長としてこの日の幕内前半の11番を土俵下から見守った。

 実は昨年初場所でも、病気で休場した井筒親方の代行を務めた。「あれ以来だね。慣れてる? いやいや。朝に言われてバタバタして、久しぶりだから緊張したよ。千秋楽まで務めます」と話した。審判長のため物言いがついた時は、マイクでの場内説明も求められる。「物言いがつかないか冷や冷やしました。井筒さんのこともあるし」と、力士が飛び込んで来ないかの警戒にも神経を使いそうだ。