横綱白鵬(31=宮城野)が初日4連勝とした。

 三役常連の西前頭筆頭栃煌山(29=春日野)との立ち合いで、左手を相手の顔の前にかざすと、すかさず強烈な右かち上げ。そのまま左四つで組み、一気に寄り切った。栃煌山は3日目に鶴竜から金星を挙げていたこともあり「厳しくいこうと思って。最後、いいところでまわしも取れたし、前に出られた」と涼しげに振り返った。

 母国モンゴルでは年に1度の祭り「ナーダム」が終了し、モンゴル相撲で知人が優勝した。刺激を受けた様子で、白鵬も完勝して史上3人目の通算1000勝まで残り9勝。だが「おおきに。まいど」と関西弁でおどけ、余裕を漂わせた。