大相撲秋場所で三賞を受賞した平幕の阿武咲(21=阿武松)、貴景勝(21=貴乃花)、朝乃山(23=高砂)が1日、東京・大台東区の浅草寺で行われた「赤い羽根共同募金運動」に参加した。

 史上初の新入幕から3場所連続2桁白星を挙げて、敢闘賞を受賞した阿武咲は「『また頑張って下さい』とか『三賞おめでとうございます』という言葉でまた頑張ろうと思った」と募金者からかけてもらった言葉に刺激を受けた。同世代の3人が三賞を受賞して、3人で同じイベントに参加。「これから何十回とやる相手。互いに高めあっていきたい」とライバル意識を持った。

 横綱日馬富士から初金星を挙げて殊勲賞を受賞した貴景勝は「一番一番大切にもっと集中力を高めて相撲を取りたい。優勝が(日馬富士の)11勝で自分は9勝。1つの星がすごく大事だとあらためて思った」と反省。新入幕で10勝を挙げて、優勝争いにも絡み敢闘賞を受賞した朝乃山は「三賞を取ったからこそ参加できる。いい経験をさせていただいています」と感謝した。