大相撲の西前頭10枚目安美錦(39=伊勢ケ浜)が、初場所を6日目の19日から休場することが決まった。

 「右脛骨(けいこつ)骨挫傷、右膝関節血症により約2週間の安静を要する見込み」との診断書を提出し、16年名古屋場所以来10度目の休場となった。

 前日5日目に平幕の千代の国に敗れた際に「『ゴリゴリ』といった」と痛めていた。師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)は「靱帯(じんたい)ではなく骨にヒビが入った」と説明。ただ重度のヒビではなく医師からは「炎症が止まれば出られないこともない」と言われたという。22日(月曜)に再検査し、炎症が治まれば再出場の可能性もあるという。

 さらに伊勢ケ浜親方は、糖尿病により大相撲初場所を3日目から休場している東前頭10枚目の照ノ富士(26=伊勢ケ浜)が、5日目の18日にインフルエンザにかかったことも明かした。血糖値も下がり、膝の状態も良くなっているといい「(来週の)火曜日に血糖値も安定すれば」と11日目から再出場する可能性をほのめかした。