貴乃花一門が、日本相撲協会の役員候補選挙(2月2日投開票)に向けて、貴乃花親方(45=元横綱)と阿武松親方(56=元関脇益荒雄)の2人を、理事候補として擁立することで調整していることが30日、分かった。この日、都内で会合を開き、方向性を決めた。理事候補には現時点で9人が立候補予定。貴乃花一門から2人立候補すると、定員10人の理事に対して11人となり、5期連続で選挙が行われる。また、会合に出席した無所属の錣山親方(元関脇寺尾)を副理事候補に擁立することも分かった。

 ◆前回の役員候補選VTR 定員10人に対して11人が立候補し、高島親方(元関脇高望山)が落選した。貴乃花親方は9票を獲得して当選。貴乃花一門の親方衆は8人だが、一門の枠を超えて支持され、ほかの支持勢力に分配する余裕もあった。3月の理事長選には八角親方と貴乃花親方が立候補。2人を除く理事8人による多数決により、6対2で八角親方が圧勝。貴乃花親方支持は伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)と山響親方(元前頭巌雄)の2票にとどまった。

 ◆役員候補選挙 理事、副理事の改選が2年に1度、立候補制で行われる。定員(理事10人、副理事3人)を超えると選挙が行われ、全年寄=親方による投票で決定。今年は2月1日に立候補届が行われ、定員を超えた場合は翌2日に選挙投票となり、当日中に当選者が発表される。春場所(3月11日初日、エディオンアリーナ大阪)後の新理事会で、理事による互選で理事長を決める。