日本相撲協会は2月1日、1期2年の任期満了に伴う役員候補選挙の立候補を受け付ける。

 理事候補には定数10人を上回る11人の親方が名乗り出る見込み。公益財団法人移行前を含め、2010年から5期連続の投票に持ち込まれることが確実で、投開票は2日。

 六つの各一門は立候補者を擁立。八角理事長(元横綱北勝海)の他、元横綱日馬富士関の暴行問題で協会への報告義務を怠るなどの理由で理事を解任された貴乃花親方(元横綱)、部屋で過去の力士同士の傷害事件が発覚した春日野親方(元関脇栃乃和歌)らも立候補予定。初出馬は芝田山親方(元横綱大乃国)と阿武松親方(元関脇益荒雄)になりそうだ。

 定数3人の副理事候補も立候補4人で投票の見通し。錣山親方(元関脇寺尾)が初出馬し、復帰を狙う兄の井筒親方(元関脇逆鉾)とも争うことになる。

 選挙は101人の親方全員に投票権があり、理事候補の当選者は選任権を持つ評議員会の承認を経て、3月の春場所後に就任。新たな理事メンバーで理事長を互選する。