大相撲の横綱白鵬(32=宮城野)は6日、春場所(11日初日、エディオンアリーナ大阪)に向けて大阪市の部屋で四股やすり足などで調整し、申し合いやぶつかり稽古は行わなかった。出稽古に訪れることが多い時期だが「自分の体と相談しながらという感じ。自分なりにやってきているのかなと思う」と、負傷している両足親指の状態を気にかけつつも、あくまで出場を前提に調整していることを強調した。

 また、春場所で警戒している力士には逸ノ城を挙げた。「体重が戻ったなりに、横の動きについてきている。引いた時も、前寄りで引きから(相手に)効く」と、200キロを優に超える巨体ながら、動きにキレが出ていると分析していた。