東前頭10枚目千代丸(27=九重)が、西前頭7枚目大栄翔(24=追手風)を破り、3勝5敗で中日を終えた。

 立ち合いでぶつかると、相手の両肩をつかんで前後に揺さぶり、体勢を崩したところで引き落とした。「良いタイミングだった。相手との距離間隔が良かったと思う」と勝因を挙げた。

 前日の14日に会場の冷房設備が不具合を起こし、土俵も熱気に包まれたという。「汗でテーピングがずれたんですよ。こんなの初めて。普段汗かかないのに」と異例の暑さだったようだ。

 黒星が先行した前半戦を「本調子ではなかった。体が伸び上がってしまう場面が多かったので」と振り返り、「(6勝2敗と好調の西前頭6枚目)千代大龍とか同年代が強いので頑張ろうとなっている」と同部屋の力士に刺激を受けていた。