元横綱大鵬の孫で、元関脇貴闘力の三男、西三段目50枚目納谷(大嶽=18)が、今場所初黒星を喫した。

 埼玉栄高の同級生、東三段目47枚目琴手計(18=佐渡ケ嶽)との全勝対決。立ち合いこそ納谷が優勢だったが「つかまったら駄目だと思って、動いて動いてという形にしようとしたけど引いてしまった」。前に出ることをためらう後手後手の展開に。一気に土俵際まで追い詰められ、押し倒しで敗れた。

 取り組みを終え「(立ち合いで)当たった流れで相撲を取ろうと思っていたが、我慢できなかったのが駄目でした」と肩を落とした。手の内を知る間柄だったが「それは自分も一緒。体が動いていたので、何も考えずに体に任せようと思っていた」と語った。