大相撲の横綱稀勢の里(32=田子ノ浦)が15日に九州場所5日目から休場すると表明したことを受け、かつて稀勢の里が付け人を務めた兄弟子の西岩親方(元関脇若の里)は会場の福岡国際センターで取材対応し、「まさかこんな結果になるとは」と驚きを隠せなかった。

場所前の稽古で好調だった稀勢の里を、報道を通して知り「元気そうだと思ってた」と完全復活を期待していた。初日から4連敗が続いたが「攻める姿勢はあるので大丈夫かなとも思っていた」と休場は予想していなかった。

稀勢の里は15日の朝、福岡・大野城市の部屋で取材対応した。来年1月の初場所での本場所復帰を目指す姿勢をかいま見せており、西岩親方も「1月での再起を目指して、稽古場では横綱のプライドを捨てて必死にやるしかない」とエールを送った。