優勝のゆくえは決定戦に持ち越された。大関経験者で東前頭4枚目の高安(35=田子ノ浦)が、悲願の初優勝へ前進。小結阿炎(錣山)に変化されたが、しっかり足を出して立て直し、上手出し投げで破って3敗を死守した。

結びの一番で、同じく3敗で並ぶ首位の大関大の里(二所ノ関)が大関琴桜(佐渡ケ嶽)に敗れた場合、初優勝が決まる。

この状況で大の里も、あまりにも冷静だった。琴桜(佐渡ケ嶽)との大関対決を、一瞬の寄り切りで制して高安との決定戦に持ち込んだ。

高安は優勝同点、次点は過去8度。他にも優勝争いに加わったことが何度もありながら、届いたことのなかった賜杯へ。大の里の取り組みは見ていなかった。泰然自若で、通算3度目の幕内優勝を目指す大の里に挑む。

4敗で追っていた美ノ海(木瀬)安青錦(安治川)時疾風(時津風)の3人は本割で可能性が消えた。