大相撲九州場所(8日初日・福岡国際センター)で東前頭筆頭に浮上した元大関の朝乃山(32=高砂)が1日、「大関に戻りたい」と完全復活を誓った。この日は福岡市中央区の高砂部屋で押しの確認、てっぽうなどで調整。3日前に痛めた左足首の不安は消え、2日から出稽古を始める意向を示した。
上位陣総当たりで出場すれば、西前頭筆頭の一昨年春場所以来となる。「上の人を倒さないと番付は上がらない。勝ち越し以上を目指す。今年最後の場所をいい形で終わり、いい年を迎えたい」と三役復帰をにらんだ。
2日は入門から大関に育ててもらった先代高砂親方(元大関朝潮)で長岡末弘さんの命日となる。近大相撲部の先輩は3年前に死去。「前に出ろと何度も言われた。場所中に連敗したら『メシに行くぞ。酒を飲め。これも気分転換だ』と誘ってくれた」と述懐し、豪快な性格で親しまれた師匠との思い出は尽きない。
32歳の実力者は天国の長岡さんをしのび、今後も闘い続ける。「いい相撲を取って白星を届ける。残りの相撲人生を頑張りたい」と決意を新たにした。

