中学に進学して入部、入団の機会に、グラブ購入を検討していませんか? 硬式か軟式かは決まっていても、ポジションがはっきりしないから、選ぶのに困っているのでは? 多くのメーカーでトップシリーズが6万円を超え、7万円台も現れる高価格も気になります。そこで、各メーカーに「中学最初の推しグラブ」を挙げてもらうと、機能性、価格、成長期などあらゆる角度から真剣に考えてくれました。3月7日公開の後編と合わせて参考にしてください。(表示価格は税込み)【久我悟】
◆ゼット
国産レザーのL源田、SH今宮タイプ
【硬式=ネオステイタスVLシリーズ源田タイプ(4万6200円)】5万~6万円台のトップ級「プロステイタス」は、名内野手の西武源田、ソフトバンク今宮らが使用し中高生の愛用者も多い。グラブ担当者は入門編に「ネオステイタスVL」を選択。国産レザーをベトナムに供給して品質にこだわっており、捕球面の張りはバッチリ。裏側にクッション材を採用したバンド部分で、フィット感を高めた。ジョイントチェッカーウェブの源田タイプなら投手兼用の野手も使いやすい。
【軟式=ネオステイタスシリーズ今宮タイプ(2万3100円)】こちらも国産レザーに自信。他に1万8700円のウイニングロードシリーズにも注目。
◆ワールドペガサス
成長に合わせてフィット感調節
【硬式=グランドペガサスTOPエボルブシリーズ(4万8400円)】長くグラブに携わる西島唯博プロダクトマイスター兼専務のアイデアで、各グラブに学童、中学、女子野球に向けた創意工夫が随所に。「エボルブ」は手の小さい、指が細い選手向けに、中指、薬指の「フィンガーループ」搭載モデル(5万50円)が2型ある。小指掛けひもの調節機能で、成長に合わせてフィット感を維持できる。ほかに硬式・軟式兼用シリーズ(3万4100円)は進学後に軟式から硬式転向予定の小6や中3にお薦め。
【軟式=エディットシリーズ(2万2330円)】野球初心者のための、軟らかい革を選んだ柔軟仕様で、新品から慣らす期間を短縮した「即戦力グラブ」。
◆久保田スラッガー
守備位置決まるまで慣れたものでも
【AR4(硬式=5万9400円、軟式=3万4100円)】久保田運動具店東京支店の松山英則さんは「新しい環境で守る位置も決まっていないなら、今使っている、慣れたグラブを薦めたいのが本音です」とアドバイス。軟式から硬式に転じたとしても、直近の練習には十分耐えられる。ポジションが見えてきたころに、手の大きさや成長に合わせて「1個目」を選ぶことを薦めてくれた。
中学生の購入者が多い型番で挙げたのが内野手用のAR4。小型で手口も狭めでフィット感が高く、適度な深さもありしっかりと掴むこともできるのが特長。型番が豊富なブランドだが、同店には使用済みのサンプルも多く、店員さんと相談しながら選ぶことができる。
◆ハイゴールド
価格じゃない!「いいものはいい!」
【硬式、軟式=限定グラブ】ハイゴールド東京ベース(千代田区神田神保町)の風呂本隆史店長が薦めるのは、カタログ外の商品ながら、全国の取扱店にも卸している「限定グラブ」だ。「野球離れの元凶のように言われるグラブの価格ですが、リーズナブルなシリーズも頑張って作ってます」。スタンダードな形で、革質もしっかり。値札はつけているが、手にしてフィットするなら、同店での価格は要相談とのこと。「道具はモチベーションだから、高価格のものが欲しくなる気持ちも分かりますが、ハイゴールドは特にアマチュア選手向けに手抜きはしません。安かろう悪かろうじゃない。いいものはいいんですよ」。
◆ATOMS
「捕球安心」使いやすいオールラウンド型
【硬式=ネオグローバルラインAGL―NE105(5万7200円)】投手、内外野でも使いやすいオールラウンド型を中心に検討してくれた、ATOMS東京の竹内佑店長は105型について「ポケットが深くて捕球は安心です」。6万円台になるが、APL―NE102は投手兼内野手用として推しているので、店頭で試して欲しいとのこと。
【軟式=ナショナルラインACN=021(3万5200円)】やや小型で「内野の万能モデルですが、取り回しやすいサイズ」。革の特長にこだわり、ラインアップをそろえる同社グラブは、使うほどに手になじんでいくのが特長だ。
◆SSK
軽量&高い操作性で小柄な選手にも◎
【硬式=プロエッジアドバンスドシリーズB(4万2900円)】軽量感を最大の特徴に、操作性が高く、体の大きくない選手でも使いやすい。6色から選ぶ楽しさも。1946年創業の老舗は、7万円超えのトップモデルも話題だが、中学生にうれしいシリーズも用意している。
【軟式=ウィンドリームシリーズ(1万7380円)】革が軟らかく、即使用できる。カラーバリエーションも多く、個性が出せる。

