世界各国の万博を訪れ、「万博おばあちゃん」として知られる愛知県瀬戸市の山田外美代さん(77)がこのほど、大阪市此花区役所で行われた同区と横浜市瀬谷区による万博連携PRキックオフイベントに参加しました。
横浜市瀬谷区で27年3月に開幕する国際園芸博覧会「GREEN×EXPO2027」(横浜花博)が開催されます。大阪・関西万博が開催された此花区と瀬谷区は「万博」を共通のテーマに、開催地に関わりのある地域同士として、観光、文化、環境資源の魅力発信や交流人口の拡大に向けて連携します。
山田さんは2005年の愛知万博以来、国内外の万博を訪ね歩いてきました。大阪・関西万博では184日間の「皆勤賞」を達成し、此花区の万博交流大使として区内外のイベントにも積極的に参加。今回の連携イベントでも、此花区長、オンラインで参加した瀬谷区長と対談し、「万博の一番の価値は、人と人のつながり」と語りました。
すでに山田さんは瀬谷区に部屋を借り、会場予定地に何度も足を運ぶなど、横浜花博に深く関わる準備を進めています。
「年齢を考えると、家を借りてまで出かける万博はこれが最後になると思います」。万博に通い続ける人生の集大成として、横浜花博を「最後の大きな挑戦」と位置付けています。
北京やドーハの園芸博にも足を運んだ山田さんは、農業を営む自宅で野菜やユリ、百日草などの花を育てています。花博の魅力について「期間中に植えたものが大きく育つことです」と語ります。
借りた部屋から徒歩約10分の横浜花博でも「皆勤」を目指す山田さん。「花は毎日成長します。会場の“主役”が成長していくのを見るのが楽しみなのが花博」と期待を寄せています。
大阪・関西万博で育んだ人とのつながりを胸に、次は横浜の花と緑の祭典へ。山田さんの「最後の大きな挑戦」は、万博が残した交流の輪をさらに大きく咲かせる1歩となりそうです。
【松浦隆司】(ニッカンスポーツ・コム/コラム「ナニワのベテラン走る~ミナミヘキタヘ」)




