中咽頭がんを患い療養中の音楽家坂本龍一(63)が、昨年7月に病状を公表後、初めて公の場に姿を現した。29日、札幌市役所に秋元克広市長(59)を表敬訪問。秋元市長に「お体の具合はいかがですか?」と問われた坂本は「順調に回復しています。(音楽の)仕事を始めるのはもう少し先ですが、体調を戻せましたので、札幌に来れました」と笑顔で語った。
がん治療への専念を公表したのが昨年7月10日。その2年前からゲストディレクターとして準備に関わってきた、札幌国際芸術祭の開幕9日前だった。「身はニューヨークでも、心は札幌にあった」と坂本。病床からも芸術祭の様子を気にかけ、札幌のスタッフと頻繁に連絡をとりあっていたことを明かした。「(2年後の)次回もお手伝いしたい」と意欲を見せた。
10分ほどの対話中に暑くなったのか、首にかけていたマフラーを外し、何度かお茶でのどを潤した。「今まで大病をしたことがなかった。人一倍健康優良児で、まさかという思いですが、天が与えてくれた充電期間だと思って(休養期間を)大事にしています」と話した。



