先月28日に胃がんのため亡くなった漫才師今いくよさん(享年67)が、生前に録音していたラジオ番組が1日、放送された。
番組は、地元のKBS京都ラジオ「いくよくるよのどやさマンデー」(月曜午後9時)で、最後のレギュラー。いくよさんが亡くなる約1カ月前の4月27日に、来週8日放送分まで6回分をまとめて収録しており、この日と、8日放送分が未放送だった。
いくよさんは闘病を感じさせない、普段通りの豪快な笑い声を弾ませ、6月1日放送を念頭に置き「しかし、早いね~、もう、今日なんて、6月1日ですよ。暑いね~」。ゲストに昔なじみの芸人、パンチみつお(61)を招き、相方の今くるよとともに、テンポ良く話を進めていた。
番組では冒頭とエンディングに、同局の梶原誠アナウンサー(42)が、いくよさんが亡くなったことと、この日の放送が亡くなる以前に収録されたものであることを伝え、いくよさん“最後の生声”が放送された。
番組の最後は、いくよさんが、快活そのものといったトーンの声で「では、どやさです~」と大声をあげ、コンビの代表ギャグで締めた。
収録が行われた4月27日当時、いくよさんは、体調を見ながら舞台出演、収録などをこなしており、同日は、京都・よしもと祇園花月の出番を終えた後、同局へ入っていた。
6回分の収録は約2時間続き、同局スタッフは「廊下ですれ違うと、普通にあいさつをしていただいた。お元気で、普段となんら、変わりのない様子でした」。周囲への気配りを欠かさなかったいくよさんらしく、体調不安をまったく感じさせない元気な振る舞いだったという。
同局では、15日放送分以降の収録を近く、考えているといい、吉本興業と打ち合わせを進める。くるよサイドは今後、単身でラジオ継続の意向を持っており、同局も「すぐに看板を下ろすことは考えていない」とコメント。同局アナウンサーと、くるよのコンビネーションも視野に、番組継続の詳細を詰めていく。



