美空ひばりさんと古賀政男さん。昭和を代表する歌手と作曲家の間には、想像を超えた深いきずながあった。10日放送のBS朝日「心にのこる美空ひばり名曲物語」(午後9時)では、古賀さんが作曲した「柔」「悲しい酒」など名曲のエピソードが明かされる。
古賀さんは55年、ひばりさんが17歳の時に初めて「娘船頭さん」を提供。64年「柔」は日本レコード大賞を受賞し、180万枚を売り上げる大ヒットになった。「悲しい酒」は60年に新人歌手の曲として発売された。全くヒットしなかったが、古賀さんは「これ、かわいんだよ」と自信を持っていたという。66年、ひばりさんのためにメロディーをアレンジして発売され、代表曲の1つになった。
2人が共演したテレビ番組の貴重な映像も紹介される。73年の「23時ショー」では、古賀さんが「そなたは悲しい大空の自由な鳥だ」と自作の詩を贈った。78年、古賀さんは月下美人の花を持って、ひばりさんを訪ねた。この花をモチーフにした新曲を約束したという。その直後に古賀さんは死去、ひばりさんは自ら作詞した「月下美人」を同年に発売し、恩師にささげた。古賀門下生の小林幸子らが出演する。



