女優志田未来(24)の7年ぶり、成年になって初の連続ドラマ主演となるフジテレビ系“大人の土ドラ”「ウツボカズラの夢」(8月5日スタート、土曜午後11時40分)の制作発表が28日、都内で行われた。志田の連続ドラマ主演は、10年10月期のテレビ朝日系「秘密」以来。原作は直木賞作家・乃南アサの小説。

 ウツボカズラはつぼ状の捕虫袋を持つ食虫植物。そばに寄ってきた虫を甘い匂いでおびき寄せ、捕食する。志田演じる18歳の少女未芙由は、母の死後に父の愛人に故郷の長野の実家を追われて上京。亡き母のいとこのセレブ主婦・尚子(大塚寧々=49)の家に転がり込むが、居場所を確保するために料理、色気などを駆使する悪女へと変身していく。尚子の友人で、セレブ主婦でありながら実際の生活は破綻している仁美を、国生さゆり(50)が演じる。

 志田は「このドラマには、まともな人間が1人も出てきません(笑い)。田舎から出てきた普通の18歳の女の子が、どんどん悪女に変わっていく。悪女とはは思わずに、生きるために必至な様を演じたい。24歳の今の私だから演じられると思う」と話した。

 セレブ主婦役の大塚は「お化けより人間の方が怖い。少しは涼めると思います」。「“他人の不幸は蜜の味”みたいに思っている役。きれいに撮られたいのにローアングルばっかりで、なんの意地悪かと思った」と笑った。