テレビ東京が17日、朝の連続テレビ小説「しまっこさん」の公式サイトを立ち上げた。

 主演は本田望結(13)で、主人公の母役に吉田羊、島のイケメン教師役に岡田将生(28)のほか、TBS系日曜劇場で話題の役所広司(62)ら9人がキャストに名を連ねた。

 「しまっこさん」は、過疎化が進む南の島にやってきた少女・花崎志麻子(本田)が、土地の守り神の精霊“しまっこ”たちと出会い、島民の優しさに触れ、やがて島を守るため、廃校寸前の学校を存続すべく教師になっていく、少しファンタジックな青春物語だ。

 ただ、公式サイトには「架空のドラマのホームページとなります。実際の放送はございません」のただし書きが…。この「しまっこさん」は、遠藤憲一(56)、大杉漣(66)、田口トモロヲ(60)、寺島進(54)、松重豊(54)、光石研(56)の、日本を代表する名脇役6人が本人役で出演し、話題となったドラマの第2弾として、テレビ東京で2月7日から放送がスタートする「バイプレイヤーズ~もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら~」(水曜午後9時54分)の中での、劇中ドラマとして描かれる。

 本田は「今回お話をいただいた役名を聞いた瞬間は、驚きと笑いでした。本田望結の役であり、私ではない部分を役者として演者になりきり…‥と、難しさもありますが私自身、撮影を楽しんでいます」とコメントした。

 吉田は「念願のバイプレイヤーズの出演依頼。思わず小躍りしました。尊敬する、いとおしい先輩方の小気味良いやりとりは、うっかりするとイチ視聴者として楽しんでしまい、自分のNGにつながり危険です」と出演を喜んだ。一方で「テレ東の朝ドラ…架空の設定ですけど、これって…布石ですよね? テレ東さん、期待しております!」とテレビ東京の、リアルな朝ドラの制作に期待した。

 17年1月期に放送された第1弾「バイプレイヤーズ~もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら~」にも出演した岡田は「『岡田将生役の岡田将生さんでーす!』と始まる現場は、この現場だけだろう。前回も参加させてもらった時のことを思い出しました。スタッフキャストの皆さんが、とてもすてきでいい緊張感と遊び心がある現場で、また今回も参加させてもらえることをうれしく思ってます」と再出演を喜んだ。

 同じく第1弾に続いての出演となった役所は「バイプレイヤーズ第2弾に参加できて、とても楽しい現場でした! 何より、番組の一ファンとして第2弾がどうなっていくのか、楽しみでたまりません!」と期待した。

 「バイプレイヤーズ~もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら~」は、遠藤、大杉、田口、松重、光石のバイプレーヤーズ5人が、テレビ東京がスタートする朝ドラ「しまっこさん」で共演することになったが、なぜかロケ地を間違えて無人島に漂流し、突然、南の島でのサバイバル生活を強いられる。一方、5人の失踪劇で、深刻なバイプレーヤー不足になるのではと業界が騒然となる中、「しまっこさん」の撮影が初日を迎えるという物語だ。