米ロックバンド「ベンチャーズ」のギタリストとして活躍し、今年3月に死去したノーキー・エドワーズさん(享年82)の追悼復刻版ベストアルバム「スーパー・ベスト」が27日に発売される。

 ベンチャーズ時代の代表曲を中心に、「パイプライン」「10番街の殺人」「ダイアモンド・ヘッド」などの44曲をCD2枚に収録している。

 5歳から弦楽器に親しんだエドワーズさんは、1960年にベンチャーズに加入。「テケテケ・サウンド」などと呼ばれたギター演奏で知られ、世界的なエレキブームをけん引。08年にはロックの殿堂入りをはたした。

 親日家としても知られ、71年には欧陽菲菲のヒット曲「雨の御堂筋」などを作曲し、91年にはNHK紅白歌合戦に出場。10年にはバンドメンバーと旭日小綬章を受章した。16年には最後の日本ツアーを実施。熊本地震の復興応援ライブも行った。